2010年02月26日

馥郁たる神の酒 大倉本家の酒造り(産経新聞)

 験(しるし)なきものを思はずは一坏(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあるらし(大伴旅人、万葉集)

 《なんの役にも立たない物思いをするより一杯の濁り酒を飲むべきらしいよ》

 およそ酒飲みの常套(じょうとう)句というのは、昔も今も変わらない。風流の歌人、旅人が愛したのはどんな酒だったろう。

 奈良市の正暦寺に「日本清酒発祥之地」の石碑がある。古来朝廷が担った酒造りは、寺院で「僧坊酒」が生産されるようになり、中世には奈良の酒は高品質で名をはせた。寒造りや火入れなど、近代に至る醸造技術はそのころに確立されたそうだ。かつてお神酒として神社に納めていた「濁酒(だくしゅ)」を造り続ける蔵元、大倉本家を訪ねた。

 万葉集にも歌われた二上山のふもと、奈良県香芝市。旧家の重厚な門構えに酒造りのしるし、杉玉が揺れる。毎年11月、酒造りの神で知られる大神(おおみわ)神社で醸造安全祈願祭が行われ、真新しい杉玉が届く。杉は神木であり、お守りでもあった。青々とした玉が軒先に掲げられると「新酒できました」の合図。次第に茶色に変わっていくのも酒の熟成を知る目安となる。

 「普通、酒米を蒸しますが、濁酒はかまどで米を炊いて酒母をつくる水もと仕込み。蔵に住み着いた天然の酵母と乳酸菌に任せる昔ながらの酒造りです」という4代目、大倉隆彦さん。

 手間ひまかけた濁酒は注ぐととろり。馥郁(ふくいく)たる香りに神の恵みが宿る。(文 山上直子、撮影 門井聡)

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コアラにおいしいユーカリを 天王寺動物園 和歌山県日高川町と提携(産経新聞)

 天王寺動物園(大阪市天王寺区)とコアラの餌のユーカリを栽培している和歌山県日高川町が25日、友好提携を結んだ。コアラの飼育を始めるにあたり、天王寺動物園が昭和62年、日高川町にユーカリ栽培を委託したのが交流の始まりで、日高川町では現在、約5ヘクタールで約1万本を栽培。友好提携は玉置俊久町長が園側に持ちかけ、実現した。

 天王寺動物園が自治体と友好提携を結ぶのは初めて。今後、日高川町の児童らがコアラにユーカリを贈ったり、天王寺動物園がゾウのふんで作った肥料を町側に贈るなどして交流を深めていく。

 この日は天王寺動物園の宮下実園長と玉置町長が同園で行われた記念式典に出席し、木板でできた合意書に調印した。この後、日高川町立川辺西小の児童4人が、コアラにユーカリをプレゼントした。

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posted by マル ヨシヒサ at 03:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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